池田公美 オリジナルアクリル画
池田公美(いけだ くみ) 1964年 東京都生まれ
武蔵野美術大学短期大学グラフィック専攻科(造本研究)卒業 個展多数、企業季刊誌(富士通 資生堂 NEC INAXなど)広告・SP(天王洲アイル モスバーガー Loft レオニダスチョコレートなど)雑誌書籍等への挿画
*池田さんの作品は色の美しさが特色です。
今回はグリーンビレッジ朝霞台のために、特に元気が出そうな「南のイメージ」で作品を描いて下さるように依頼しました。
*1階は人の流れが多い場所なので、年齢性別などを問わずに楽しめるよう、色やカタチの面白さを考えて作品を選びました。 廊下には海外の有名な作家の版画作品を配置しました。幾何学的なだまし絵のようだったり、切り絵や影絵のようだったり、一見子供の落書き風だったり。しかしよく見るとどこかで見たことのある絵があると思います。たとえばマティスの作品ですが、これはもちろんマティス自身が制作したものではなく、遺族などの認定を受けて,後年作られた版画入画集の中の作品です。有名な作家の作品でも、サインこそありませんがこうして生前と同じ版画工房の職人の手によって再度一枚一枚作られ、作品を楽しむことができます。見たことのある作品が壁にかかっていると、自然と視線がそちらへ行ったりするものですから、あえて見ようと思わなくても目に入って、ちょっとした目の「休憩所」や気分転換になるのではないでしょうか。
クリスティーヌ・スゾー 銅版画
クリスティーヌ・スゾー 1946年 フランス生まれ
パリ国立美術学校を卒業後、南米チリ、パリをはじめとする各地の個展で絵画、版画を発表。挿絵や子供のための絵本なども手掛け、多くの出版物でも活躍している。ファンタジックでユーモラス、優しい作風で多くのファンを持つ。
*クリスティーヌ・スゾーの作品は、かわいらしくて、いつもちょっとユーモラスなストーリーがあり、それを読み解くのが楽しい作品です。小さなサイズの作品ですが、サービスステーションに用事があって来た方が思わず見入ってしまう、ということがあるかもしれません。
マックス・パパート 版画
マックス・パパート 1911年フランスマルセイユ生まれ
美術学校卒業後版画工房でテクニックを学び、版の多くの可能性を引き出した。作風はポストキュビズムとも言える抽象的な中にも現実的なカタチを潜ませた暖かみのあるイメージで、見る者のイマジネーションを刺激する。
*パパートの作品は、素朴で暖かみがあり、 牧歌的な感じがします。パパートの作品を廊下や談話スペースに置いたのは、あまり主張せず、嫌みがなく、ちょうど具象画と抽象画の間のような作風ですから、見る人のその時の気持ちによって、いろいろなカタチや風景に見える、という楽しみ方ができるからです。入居されている方にとっての、「懐かしい風景」に見えるかもしれません。
島田しづ 水彩
島田しづ
東京女子美術大学卒業 早稲田大学文学部美術史科終了 1958年渡仏 1978年帰国。
福本 倫 一版多色刷銅版画
福本 倫(ふくもと りん) 1965年 広島生まれ。
1989年 渡仏。グランドシュミエールにてデッサン、アトリエ・コントルポワンにて一版多色刷り銅版画を学びヨローッパ、日本などで作品を発表。2002年帰国し、東京で制作発表を続ける。
ヴィクトール・ヴァザレリ 版画
ヴィクトール・ヴァザレリ
1909年 ハンガリー生まれ 1997年パリ没 オプティカルアート(視覚的芸術)の第一人者として知られる。錯覚による視覚上の効果を強調した彼の作品は、説明を必要とせずに純粋に不思議な視覚効果を楽しむことが出来る作品。
アンリ・マティス 版画
アンリ・マティス
1869年フランス生まれ 1954年没 フォービズムのリーダー的存在で、線の単純化、色彩の純化を追求。明快で美しい色と大胆なかたちは、場所や年齢を問わず様々な環境になじむ。
ヤン・フォス 版画
ヤン・フォス
1936年 ドイツハンブルグ生まれ
意識や理性が介在できない偶然や夢の中からこそ普段は気付かない現実「超現実」が出現するとしたシュールレアリスム(超現実主義)と幻想的な傾向を持った作風で知られる。